Hot Pink Rhinocerosとは
ホット・ピンク・ライノセラス
キーボードの木下万葉とギターの印旛沼太郎が飲み屋で偶然出会った事で結成。
メンバーは、リーダー/Key.木下万葉・G.印旛沼太郎・Vo./Ag野原マキ・B.高船花穂・Dr.小倉台本埜里の5人。
Hot Pink Rhinoceros(ホット・ピンク・リノセラス)とは「ホットピンク色のサイ」という意味。
千葉県印西市のゆるキャラである「ピンク色のサイ」のキャラクターに一目ぼれした野原まきが命名。
印西市を中心に、ほぼネットの中だけで活動中。
VO./Ag
野原 マキ(のはら まき)Maki Nohara
通称:マッキー
高校2年生
音楽をこよなく愛するいわゆるJK
父・母・兄(2歳年上)の4人家族
実家は雑貨店を営んでいる(店の名前はB-Trick)
父から貰った古いアコギが宝物
Pian/Key
木下 万葉(きおろし ばんよう)Bannyou Kioroshi
通称:バンさん
Hot Pink Rhinocerosのリーダー
年齢非公開
実はプロのスタジオミュージシャンとして活動していた事が有る
一度は才能に見切りをつけ音楽スタジオのスタッフ兼音楽講師をしていたが、飲み屋で出会った
所属していたバンドが解散したばかりというギタリスト印旛沼太郎と出会い意気投合、Hot Pink Rhinocerosを
立ち上げることになった。
特異なジャンルはJazzだが大概のジャンルは弾きこなす
自分自身が挫折を知っているので、寛容な頼れるリーダー
愛用の楽器はピアノもキーボードもY製
「色々弾いたけど、何だかんだでやっぱり子供の頃から馴染みのあるY製だよねぇ。」とは本人談。
Guitar
印旛 沼太郎(いんば しょうたろう)Shyotaro Inba
通称:ショータロー/ショーさん
大学3年生
自身のバンドが解散してしまい途方にくれていたところ、飲み屋で会った木下と意気投合。
「セッションしようよ」の話から何故かバンドを組むという話に発展しHot Pink Rhinocerosを立ち上げることになった。
気の良い兄貴でみんなのお兄ちゃん的ポジション
頼まれると断れず押しに弱い
文系に見えるが実は理系
高校生の時にバイト代を注ぎ込んで買った赤いエレキギターが相棒
Bass
高船 花穂(たかぶね かほ)Kaho Takabune
通称:かほちゃん/かほねぇ
大学1年生
マキの高校の先輩で「miss Ryujean Cosmos & The SofukeFox Brothers Band」というバンドのファン仲間
高校では軽音部でベースを担当していたが、卒業に伴いバンドは解散。
大学ではサークルには入らずバイト三昧だったが少し物足りなさを感じていたところ、偶然再会したマキに誘われ
ピンクライノセラスへ参加
・姉御肌で言いたいことははっきり言う派のクールな美人
・木下のプロ時代を少し知っていて実はちょっと憧れていた
・ライノセラスのオシャレ番長
・ミントグリーンのエレキベースを愛用
Drams
小倉台 本埜里(おぐらだい もとのり)Motonori Oguradai
通称:もとやん/もと
年齢非公開
ガテン系ドラマー
特定のバンドに所属せず、ライブハウスなどでセッションドラマーとして活動していた。
木下の幼馴染であり親友。
ピンクライノセラスを立ち上げた時に、木下が誘った。
・面倒な事が嫌いで、あまりしゃべらないが発する一言がいつも核心を突いていて重い。
・ふだんは割と温厚だがドラムスティックを握ると性格が変わり、かなり熱いplayをする
Miss Ryujean Cosmos & The SofukeFox Brothers Band
ミス リュージーン・コスモス & ザ・ソーフケフォックス・ブラザーズ・バンド
度々話題に出てくる伝説の歌姫とその専属バックバンド
一時期一世を風靡したが活動期間が短く、今では覚えている人はいない
novel
「そうふけっぱらのきつねのはなし」
昔々の草深には広大な草原や森や雑木林が広がっていて、
そこに住むいたずら好きなキツネが人間をだまして遊んでいたというお話。
そうふけっぱらのきつねのはなし
印西町民話集「光堂の竜」より出典
ひれ~ ひれ~ あの草深原が、まだいちめん雑木林で覆われていたころの話。
吉田とゆうとごんに、一軒の菓子屋があった。
そん菓子屋の親じは、三日おぎに天びん棒で菓子箱かづって
ぎっちら おっちら、あん、ひれ~ ひれ~ 草深原を横切って
木下っちとごんまで、菓子を仕入れに通った。
ところで吉田から草深原へ、ちっとへえったとごんに
元屋しきどんとゆう一軒の農家があって、
そこには「カメ」とゆう一匹の子犬がえた。
菓子屋の親じは、犬がでえきれえだった。
だけんど、どうしてもそごんとごん通んねと、木下へは出らんね。
そこで親じは、そごんとご通るたび、必ず菓子かせんべえをカメにやって
ほえらんねように手なづけた。
カメは、いつんまにか親じの通る時間を覚えてしまい
親じの通るのをちゃんとまつようになった。
雑木林の木の葉も黄色に色づき、すすきの穂も狐のおっぽみたいに白くなりはじめた
秋の日のうっすらはださむい日だった。
例によって、親じは木下がら菓子を仕入れてけえって来た。
やがて宗甫っちとごんを過ぎて、いよいよ草深原にへえるころおい
おてんとうさまはまだ四ひろもの高さにあった。
ふと前の方を見て親じは驚いた。
カメの奴が、チョコンと道の真ん中にすわって親じをまってるじゃねえが。
不思議に思ったが何時もんように菓子をやって
「カメが。よしよし、こごまで迎えにきてくったが。」と喜んだ。
カメは菓子をくわえっと、やおら立ってすたすた歩ぎ出した。
親じも菓子箱をがづって、威勢よぐ歩ぎだした。
「カメまてカメまて」の掛声でカメのあとについていぐ。
カメは、十メートルさぎ、二十メートルさぎとちょいちょい振りけえっては
尻尾を振ってこいこいやっている。
親じも喜んで「カメまて、カメまて」を繰りけえしながら、いっしょうけんめ
天びん棒のきしむ音に合わせて走った。
いつしか日が暮れて、あたりはすずめ色になってきた。
とっくに下草深さ出なくちゃなんねころだのに、まだ林んながを親じは走り続けていた。
とうとう夜んなった。カメは依然として先さたってこいこいをやっている。
「カメまてカメまて」の声もかすれてすっかりくたびれちゃったころ、先の方にあがりを見つけた。
くたくたに疲れた体にむちうって、ようやぐ人家にたどりついた。
そごは、伊兵エどんのいえだった。
庭先さ菓子箱をおろしたとたんカメの姿は、ふっとふっけすように消えてしまった。
家の人を起こして道をきいた。伊兵エどんが見っと顔見知りの菓子屋だ。
晩秋の朝明げ前ははだ寒い。
「カメまてカメまて」で走り続け、汗だぐの体も休むといっそうさびくなる。
ガチガチ歯を鳴らしてふるえている親じを家んながさ入れ、火をたいてあっためてやった。
ところが親じにはなんとも気がかりなことがもちあがった。
伊兵エどんの顔が、妙に長細くまるで狐の顔だ。
「やあ~、まえったまえった。こらあ、狐の宿さ来ちゃったがな。」
と親じは思った。
しょんべんをするふりして外さ出て、ひさしの柱をなでてみた。
丸い。
ながさへって、家の柱をなでてみた。
四角だ。
二度三度くりけえしてみたが、やっぱし同じだ。
「確かに人の家だけどなあ」
とてもじゃねえがお茶はごっつぉになれぬ。
やがて、あたりがだんだん明るぐなって来た。
すっと伊兵エどん夫婦の顔も、だんだんみじがくなって来た。
夜がすっかり明げると伊兵エどん夫婦の顔は普通の人の顔に戻って来た。
ようやく安心して、お茶をごっつぉんなって、親じはゆんべまでのことを話した。
伊兵エどんは笑いながら
「いやあ、そらひでぇ目にあったもんだなあ。この辺にゃ、悪がしけ狐がすんでっから、
草深原通る人は、よぐだまされんだわ」
そう言って家まで送ってやろが、といってくったが、
「もう、だまさんめ」
笑いながらことわり、家族の心ぺぇしているわが家へと帰っていった。
(原話 - 朝比奈哲)
印旛沼の龍の伝承より
雨を降らせた竜
昔、印旛沼のそばに、人柄の良い人々が住む村があった。
印旛沼の主である龍は、人間の姿になってしばしば村を訪ねては村人達と楽しく過ごしていた。
ある年、印旛沼付近はひどい旱魃に見舞われた。雨乞いは功を奏さず、水田は干からびて、村人達は餓死を覚悟した。
そのとき龍が村に来て、村人達から親切にしてもらった恩返しとして雨を降らせること、しかし大龍王が降雨を止めているため雨を降らせれば自分は体を裂かれて地上に落とされるだろうことを話し、姿を消した。
間もなく空が雲に覆われて雨が降り出した。喜んでいた村人達は、龍が天に昇って雲の中に消え、直後に雷鳴と共に閃いた稲妻の光の中で龍の体が三つに裂かれるのを見た。
村人達は龍の事を思って嘆き、翌日、皆で龍の体を探し出した。
龍の頭は安食で、腹は本埜で、尾は大寺で見つかった。
村人達はそれぞれの場所に寺を建てて龍の体を納めた。それが龍角寺、龍腹寺、龍尾寺である。
(ウィキペディアより引用)
そして新たな伝説へ
2022年5月・・・深夜のショッピングモール。
その日の営業を終了した観覧車のてっぺん。
「ここら辺もずいぶん変わったよな…。」
「何おっさんくさいこと言ってんの?」
「なんだか久しぶりにワクワクしますねぇ。」
「町がにぎやかになるのは良いことだよな!」
「・・・。」
「私達も協力してあげるわよ。」
何やらひそひそと話す六つの影…。
月明かりの先に
五匹の狐のようなシルエットと
一匹の竜の影が揺れていた。
to be continued...